カードローンの金利とは?気になる金利幅とお得に借りるコツ!
カードローンを利用すると利息を支払う必要があります。これはどこで借りても同じです。なぜなら、この利息が金融機関の儲けになるからですね。
利息なしでお金の貸し借りをしていたのでは、儲けがありません。そのため、利息なしのカードローンはありませんよ。
ここでは、カードローンの利息はどうやって計算するのかを見ていきます。金利の上限、金利の相場、利息が少なくなる方法、無利息サービスについて紹介していきます。
金利の上限は20%!そもそもカードローンの金利とは
カードローンを利用する時に「金利って何?」って思ったことはありませんか?
金利とはお金を借りる時に発生するレンタル料のようなもので、金融機関に支払うお金になります。支払うレンタル料を計算する時に使うのが金利なのです。
金利は○○%というように、パーセンテージで表示されています。そのため利息を知りたい時には、小数に直してから計算する必要がありますね。
「利息(レンタル料)=借入額×○○%」これで年間の利息が計算できますよ。
金利からは1年間に支払う利息が分かる
金利の表示には年○○%というように、1年間に支払う利息が計算できるようになっています。例えば、年18%の金利で10万円の借入をすると、1万円×18%(0.18)=1,800円が年間に支払う利息となるのです。
けれど実際に支払う時には、利息は日割計算となります。そのため、年間の利息を1年間(365日)で割る必要があるのです。
先ほどの計算で言えば、1,800円÷365日ですね。計算すると4.93円となりますので、1日当たりに支払う利息は約5円となるのです。
そして1週間で完済したのであれば、利息は5円×7日=35円となります。つまり返済総額は10,035円ということですね。
金利の上限は20%
先程の例では、金利を年18%で計算しましたが、実は金利には利息制限法によって上限が決められています。
借入額 | 上限金利 |
---|---|
10万円未満 | 年20% |
10万円以上100万円未満 | 年18% |
100万円以上 | 年15% |
中小消費者金融等では年20%の上限金利を見かけますが、そういった所でも借入額が10万円以上になった場合の金利は年18%以下となりますので、安心して利用することができますよ。
中小消費者金融では10万円未満の借入額で契約することもあるので、その場合は金利が年20%になることもあり、金利の上限の表示が年20%となっているのです。
知っておきたい!カードローンの金利の相場は借入先によって異なる
カードローンには銀行カードローン・消費者金融・クレジットカードのキャッシング枠といった3種類の借入先があります。
- 銀行カードローン
- 消費者金融
- クレジットカードのキャッシング枠
銀行カードローン
銀行カードローンの上限金利と言えば、年14%台が相場になっています。銀行によっては年13.8%が上限金利となっている所もありますので、しっかり調べることで利息を抑えることができますよ。
中には、上限金利が年18%となっているところもありますので、銀行だからどこでも低金利ということはありませんので、下調べがポイントですね。
消費者金融
消費者金融の上限金利と言えば、年18%が相場になっています。消費者金融によっては年17.8%となっている所もありますので、消費者金融で少しでも低金利で借りようと思ったらチェックしましょう。
消費者金融でも年20%のところもありますので、消費者金融だから年18%だと思いこまないことが重要ですね。
クレジットカードのキャッシング枠
クレジットカードのキャッシング枠の上限金利は、消費者金融同様に年18%が相場になっています。
これは消費者金融もクレジットカードのキャッシング枠も貸金業法が適用されているため、利息制限法の金利の上限があるからですね。
返済が遅れると金利が高くなる
カードローンでは、返済が遅れると遅延損害金が発生します。この遅延損害金とは、返済が遅れた時に支払わなければならないペナルティーと言えます。
金融機関によっては、延滞利息を明記しているところもあり、遅延損害金が発生したら、普段支払う利息よりも高い金利で計算した利息を支払うことになりますよ。
返済が遅れると金利が高くなりますので、少しでも低金利で借りようと思うなら、返済に遅れないことが大切ですね。
金利が違うといくら違う?カードローンの金利の差
それでは、実際に金利が違うといくら違ってくるのか見ていきます。
先ほど紹介した金利では、銀行カードローンは年14%台、消費者金融・クレジットカードのキャッシング枠は年18%でしたので、この金利で比べてみましょう。
銀行カードローンの金利
金利年14%で10万円借りて、30日で完済した場合は、利息は10万円×14%(0.14)÷365日×30日=1,150円になります。返済総額は101,150円ですね。
消費者金融の金利
同じように、金利年18%の消費者金融で10万円借りて、30日で完済した場合は、利息は10万円×18%(0.18)÷365日×30日=1,479円になります。返済総額は101,479円ですね。
銀行カードローンと比べると、その差は329円となります。この329円を高いと取るか低いと取るかは個人差がありますが、例えば、完済までに1年かかった場合は差は広がり3,948円の差となります。
完済までに時間がかかればかかるほど、年14%で借りた場合と年18%で借りた場合の差が広がっていきますので、長期間かけて返済していこうと思ったら、低金利で借りることが重要になりますよ。
10万円借りた時の金利 | 年14% | 年18% | 差 |
---|---|---|---|
30日で完済した場合の利息 | 1,150円 | 1,479円 | 329円 |
1年で完済した場合の利息 | 14,000円 | 18,000円 | 4,000円 |
短期間で返済していこうと思っているのであれば、多少金利が高くても喫茶店でコーヒー1杯飲んだ程度の差になりますね。
消費者金融で借り入れをしたら、1日でも早く完済することを目指すことが利息の負担が少なくなるポイントになりますよ。
ちなみに、上記の表はだいたいの数字となり、毎回の返済後の借入残高に金利を掛けたものではありません。
実際に借入後の返済計画を立てようと思ったら、各金融機関のホームページにある返済シミュレーションを活用しましょう。
返済シミュレーション
各金融機関のホームページには、返済シミュレーションがあります。
10万円借りた時の金利 | A社:年18% | C社:年18% |
---|---|---|
30日で完済した場合の利息 | 1,500円 | 1,479円 |
1年で完済した場合の利息 | 10,011円 | 9,868円 |
同じ金額を同じ返済回数で完済する場合でも、支払う利息に差がありますね。これは返済の計算方法が違ったり、月々の返済額が異なる為、翌月に支払う利息の元本に差が出てきたりするからです。
そのため申込先が決まったら、その金融機関の返済シミュレーションを利用して、返済計画を立てることがポイントですよ。
初めての借入れなら利用しないと損!無利息サービス
カードローンの中には無利息サービスを行っているところがあります。
銀行カードローン・消費者金融・クレジットカードのいずれの金融機関にも無利息サービスを取り扱っているところがありますので、気になる金融機関を調べてみましょう。
無利息サービスは、基本的には「初めてカードローンを利用する方を対象に30日間無利息にするサービス」になります。
そのため、最初に「利息なしのカードローンはありません」と言いましたが、期間限定で無利息にしているところはありますよ。
いろいろな無利息サービス
先程、無利息サービスは基本的には「初めてカードローンを利用する方を対象に30日間無利息にするサービス」と紹介しましたが、他にも以下の内容の無利息サービスがありますよ。
- ○万円まで180日間無利息
- 完済すれば何度でも1週間無利息
- 初めての方なら14日間無利息
ほとんどの所では、初めて利用する方を対象に30日間無利息となっていますが、上記のように特徴のある無利息サービスを展開しているところもありますので、自分にピッタリなサービスを探しましょう。
どこで借りても金利はある!
カードローンはどこで借りても金利があることが分かりましたね。そこで支払う利息をいかに抑えるかで、返済総額を抑えることができるのです。利息を抑える方法には以下がありましたね。
- 低金利を選ぶ
- 返済日を守る
- なるべく早く返済する
- 無利息サービスの利用
気になる利息を減らそうと思ったら、上記に気をつけると良いですね。迷った時には返済シミュレーションを使ってみると、どちらがお得か分かりやすいですよ。
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