レディースローンの特徴と審査対策

一般的なカードローンの審査基準について、事前準備と注意すること

通常のカードローンでもレディースローンでも、申し込みをすると審査があります。

申込書に入力する内容は、各金融機関ともだいたい同じ内容となっていますので、審査の項目もだいたい同じ内容だということが分かります。

けれど審査基準は各金融機関によって異なりますので、A社では審査に落ちたけれど、B社では審査に通ったということもあり得ます。

ここでは、気になるカードローンの審査項目となる内容、審査基準等を紹介していきますよ。

あなたは大丈夫?申込書から読み取る5つの審査項目

カードローンの審査は、申し込みをした時に始まります。つまり、審査項目は申込書にあるということですね。申込書に記入する項目の中から、以下の項目が審査で注目されていますよ。

  • カードローンの利用目的
  • 収入の状況
  • 住居状況
  • 他社借入状況
  • 信用情報

カードローンの利用目的

カードローンの利用目的は任意回答となっているところも多く、審査には影響しないと思っていませんか?

任意回答の場合は、強制ではないので空白で提出することもできますが、実は利用目的が「ギャンブルや投資」よりは「レジャー」の方が好印象なのです。

  • 他社借入返済
  • 飲食・交際費
  • 冠婚葬祭
  • 引越費用
  • 教育資金
  • 生活費
  • 旅行・レジャー
  • 物品購入
  • 事業資金
  • ギャンブル・投資
  • その他

利用目的には上記のような選択肢から選ぶことが多いですね。カードローンの審査に通りやすい利用目的は、一時的な出費だと判断できる「冠婚葬祭」「引越費用」「旅行・レジャー」「物品購入」となります。

「生活費」は毎月不足している状況ではマイナスイメージとなりますが、今月だけ急な出費があって足りなくなってしまったという場合であれば、一時的な出費となりますので金融機関によって判断が分かれてしまいます。

そのため、一時的な出費だと分かる「冠婚葬祭」「物品購入」といった返答が無難となりますよ。

収入の状況

カードローンでは、安定した収入があることが条件となっています。

どこの金融機関の申込条件をみても、安定した収入は外せない条件となっていますよ。

勤務先に本当に勤務しているのか在籍確認をしたり、収入証明書の提出を求めたり、申告している勤務先に勤務して収入を確実に得ていることが重要なのです。

もちろん、正社員・契約社員・派遣社員・アルバイト・パートといった雇用形態や勤続年数もポイントとなっており、継続的に安定した収入があることがポイントですよ。

【関連記事】

カードローンの必要書類で必須なものは?予め用意しておこう!

住居状況

現在住んでいる住居も審査の対象となります。持ち家なのか賃貸なのか、住宅ローンや家賃はいくらなのかといった家計への負担も考慮されますよ。

いくら高収入であっても居住費が半分以上を占めていたら、返済に回せるお金は少なくなりますよね。そのため住宅ローンや家賃の負担も重要なのです。

また、どのくらい住んでいるのかもポイントになります。すぐに引越し、連絡がつかなくなるようでは困りますよね。

他社借入状況

他社からいくら借りているのかは、貸金業者であれば必ず把握しなければならない項目になっています。貸金業法では、年収の1/3を超える借入れはできないとしているからですね。

借入件数は4社以上となってしまうと、中小消費者金融でも審査に通ることが難しくなります。件数を減らすには、おまとめローンを利用したり使わないカードローンの解約をしたりしましょう。

年収に対して、どのくらいの借入れがあり、返済負担率はどのくらいなのかがポイントになりますよ。

信用情報

信用情報は、信用情報機関に登録されています。具体的には、クレジットやローンなどの契約内容や返済・支払状況・利用残高などの、現在の借入れから過去の利用履歴が記載されているのです。

つまり申込先の金融機関が信用情報機関を照会すると、過去の延滞や債務整理といったブラックな情報も知られてしまうのです。

他社借入状況によって申込者本人も申告しますが、それとは別に金融機関は信用情報機関を照会して申込者の信用情報を把握することが義務付けられていますよ。

どこに申し込むべき?審査基準は各金融機関によって異なる

カードローンの審査に通りたいと思ったら、各金融機関の審査基準を知っていればラクなのですが、実は審査基準は非公開となっています。

審査に落ちる原因も教えてもらえないため、「○○に申込めば必ず審査に通る」ということは分からないのです。そこで、取るべき対策としては、審査に通りやすくなる方法を探ることですね。

  • 少額で申し込む
  • 嘘をつかない
  • 記入ミスを防ぐ

少額で申し込む

審査に通りたいと思ったら、必要最少額で申込みましょう。

カードローンでは、高額な申し込みに対しては、審査が慎重になってしまいます。

収入証明書の提出も50万円を超える金額からになっており、50万円を超えると審査項目は一つ増えることになります。

そのため最初は少額で申し込みをして、借入・返済に慣れましょう。借入・返済を繰り返すことで金融機関と信用関係を得ることもでき、増額の可能性が出てきますよ。

  • 10万円以下:67%
  • 11~20万円以下:20%

上記はカードローンの平均借入額となります。6割以上の方が10万円以下の借入れとなっており、少額を借りて返済していることが分かりますね。

嘘をつかない

カードローンの審査に嘘は禁物です。嘘をついても、すぐにバレてしまうからですね。例えば、勤務先の嘘は在籍確認でバレます。他社借入状況は信用情報機関の照会でバレます。

もちろん住所や電話番号などの基本的な情報は、本人確認書類の提出でバレますし、電話番号も審査結果の連絡等でつながらなければ、嘘だとバレますね。

そのため、嘘をつくと信用を失ったり、連絡がつかなかったりといった結果になってしまいますので、嘘をついて上手くいくことはないのです。

記入ミスを防ぐ

ていねいに入力したつもりであっても、記入ミスをしてしまうことはあり得ます。記入ミスによって住所が違っていたり、年収が異なっていたりすると、嘘をついていると取られる可能性もあります。

電話番号の入力ミスをしてしまうと、連絡もつきません。そのため、しっかりと見直しをして記入ミスがないようにしましょう。

意外!こんなことでも信用情報に傷がつく

既に紹介した通りカードローンに申込みをすると、信用情報機関を照会して過去の利用履歴や現在の借入額等をチェックします。

国内には3つの信用情報機関があり、銀行・消費者金融・信販会社などの金融機関は、必ずいずれかの信用情報機関に加盟しているのです。

そして、お互いに情報の交換を行っており、申込者が借り過ぎないように事故情報や借入額等を把握していますよ。

  • 携帯電話の分割払い
  • 奨学金の返済
  • 複数社に申し込み

携帯電話の分割払いや奨学金の返済でも延滞すると信用情報機関に登録されてしまいますので、クレジットカードやカードローンの延滞経験はないという方でも気をつけましょう。

携帯電話の分割払い

「今までにクレジットカードやカードローンで延滞したことはないから、信用情報も大丈夫!」と思っている方でも、携帯電話料金の支払いを延滞したことはありませんか。

実は携帯電話の本体代は割賦販売となっており、本体を分割購入した場合は電話料金を延滞していると信用情報機関にその情報が載ってしまいます。

奨学金の返済

奨学金の返済も延滞していると、信用情報機関にその情報が載ってしまいます。

日本学生支援機構では返還開始後6ヶ月以降で、延滞3ヶ月以上の場合に信用情報機関に登録となっています。延滞、代位弁済、完済等の返還状況も登録されますよ。

複数社に申し込み

「審査に通るか不安だから、何社か申し込みをしておこう!」という方もいますよね。けれど複数社に申込みをすると、非常にお金に困っているという印象を受けます。

そうすると、金融機関側は「返済は大丈夫かな?」と不安になってしまいます。そのため、審査に通りにくくなる原因となりますね。

そうならないためにも、申し込むのは1社に絞って申し込みましょう。複数社に申込みをしているかどうかということは、信用情報機関を照会した時に分かりますよ。

カードローン審査が不安なら「事前診断」を利用しよう

ここまで見てきて、カードローンの審査項目や審査基準について分かりましたね。特に、信用情報は知らず知らずの間に登録されていて、もしかしたら傷がついているかもしれないことも見てきましたね。

そこで審査に通るか不安があるなら、以下で確認してみましょう。

  • 信用情報の開示
  • 事前診断

信用情報の開示方法

携帯電話の分割払いの延滞がなかったかどうか、奨学金の延滞がなかったかどうか、など覚えていない…という方もいますよね。

そんな場合は、信用情報の開示を行ってみましょう。信用情報機関のWEBサイトや郵送で取り寄せることができますので、簡単に手続きができますよ。

信用情報を開示することで、自分にブラック情報があるのかどうかを知ることができ、不安を無くして申し込むことができますね。

事前診断

金融機関の中には、事前診断のできるところが多数あります。事前診断の名称は各金融機関によって異なりますが、審査に通ることができるのかを事前に診断してくれるサービスになります。

  • 年齢
  • 雇用形態
  • 年収
  • 他社借入金額

上記の項目に答えるだけで、審査に通ることができるかすぐに分かります。しかも事前診断は申し込みではありませんので、「診断したから申し込みをしなければならない」という訳でもありません。

気軽に診断ができ、審査に通ることが分かってから続けて申し込みに進むことができますので、審査に通るか不安な方にはピッタリですね。

ただし、事前診断は簡易診断となりますので、絶対に診断通りになるとは限らないので、注意が必要です。

ハッキリとした審査基準は分かりませんが、審査項目から考慮したり、事前診断で基準を満たしているのかチェックしたりすることはできますので、安心して申し込めますよ。

閉じる
閉じる