カードローンの借入限度額の目安は?年収から判断してみよう!
カードローンの借入限度額はいくらまでなのか知っていますか?もちろん、カードローン商品自体の借入限度額もありますが、実は申し込む本人の年収によっても決められています。
ここでは、年収に対するカードローンの借入限度額の目安や借入限度額をもう少しアップさせたい時の対処方法、総量規制について紹介していきます。
高すぎる借入希望額は審査に悪影響を及ぼしますので、スムーズに審査に通る為にも、しっかり理解して適正な借入希望額で申し込みをしましょう。
知っておきたい適正な借入希望額!目安は年収の1/3
「本当は30万円借りたいんだけど、正直に書いても大丈夫かな…?」何て思っていませんか?
特にフリーター・学生・専業主婦等の収入が気になっている方であれば、いくらまで借りられるのかも気になりますよね。
- フリーター
- 学生
- 専業主婦
フリーターの場合
フリーターの場合は、年収、勤務状況、他社借入状況、過去のローン返済履歴などから判断しますので、フリーターであれば必ず○○万円までということはありません。
- 年収
- 勤務状況
- 他社借入状況
- 過去のローン返済履歴
一般的には一概にいくらになるということはありませんが、収入が安定している公務員や勤続年数が長い大手企業の正社員と比べると、返済能力が低いため借入限度額も低くなってしまいます。
初めての利用であれば、5万円~10万円の借入限度額となることが多いです。
借入限度額が50万円となると、高評価となりますよ。
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学生の場合
学生の場合は、満20歳以上で安定した収入があれば申込可能となります。安定した収入にはアルバイトやパートも含まれますよ。
ただし銀行カードローンでは、学生不可となっている所もありますので、学生でも利用できる所に申し込みましょう。
初めての利用であれば、10万円未満の借入限度額となることが多いですよ。
専業主婦の場合
専業主婦の場合は、配偶者に安定した収入があることが条件となりますが、申し込む本人に収入がなくてもカードローンの利用ができます。
初めての利用であれば、30万円~50万円程度が借入限度額となることが多いです。
雇用形態 | 初めての利用時の借入限度額 |
---|---|
フリーター | 5万円~10万円 |
学生 | 10万円未満 |
専業主婦 | 30万円~50万円 |
目安は年収の1/3
借入限度額の目安に悩んだら、年収の1/3までで覚えましょう。
これは貸金業法で決められている金額となりますので、消費者金融や信販会社のカードローンを利用する時には、絶対に守らなければいけない金額となります。
例えば年収300万円の方であれば、借入限度額は最大でも100万円までとなりますよ。すでに他の貸金業者から借入残高があれば、100万円からその金額を引いた金額が新たに借入れできる金額となります。
借入限度額をもう少しアップさせたい時の対処方法
先ほど紹介した通りフリーターや学生の場合では、初めての利用時の借入限度額は小額に設定されます。たいていの場合では、年収の1/3よりも低い借入金額となっていることが多いです。
そのため、借入限度額を年収の1/3までアップさせることが可能なのです。借入限度額をもう少しアップさせたい時には、以下のポイントを守りましょう。
- 返済を延滞しない
- 定期的に借入れをする
返済を延滞しない
カードローンの借入限度額をアップさせようと思ったら、借入先と信用関係を築いておくことが大切です。
「この人なら必ず返済してもらえるから、安心して貸すことができる」と思ってもらうことがポイントなのです。
そのため、返済を延滞しないことが重要になります。今までに一度でも延滞したことがあると、借入先は本当に返済してもらえるのか不安になるため、借入限度額のアップは難しくなりますよ。
定期的に借入れをする
借入先と信用関係を築くためにポイントとなることには、もう一つ定期的な借入れが必要になります。一度だけ借入れをして、それ以降は利用しないでいると利用実績のない状態になってしまいます。
それよりも、定期的に小額でも借入れ・返済をくり返しておくと利用実績を作ることができ、「お金を貸しても大丈夫な人」と判断されますよ。
カードローンの総量規制には例外や除外がある!?
既に紹介した通り、消費者金融や信販会社で借入れをする時には、総量規制があるため年収の1/3を超えた借入れはできませんが、実は総量規制には例外や除外があります。
総量規制の例外
総量規制の例外では、借入自体は総量規制の残高に関係しますが、信用があれば年収の1/3を超えて借入れが認められます。
借入すると年収の1/3を超えてしまう場合でも、例外的にその部分について返済能力がある場合は貸付可能となりますよ。
- おまとめローンや借り換えローン
- 配偶者貸付
- 緊急で必要になった費用
- 個人事業者としての借入
おまとめローンや借り換えローン
おまとめローンや借り換えローンなどで、借り換えることで借主にとって返済が有利になる場合は、総量規制の例外となります。
配偶者貸付
専業主婦の場合は、配偶者貸付を利用することによって本人と配偶者の年収をあわせた金額の1/3まで借入れすることができます。
収入のない専業主婦であっても、配偶者の同意のもとで年収の1/3までは借入可能となっているのです。
緊急で必要になった費用
緊急で必要になった費用には、急ぎで医療費が必要になった時や葬儀の費用などが挙げられます。
その他にも旅行中のトラブルで、急に宿泊代が必要になった場合も該当しますよ。
- 急ぎで必要になった医療費
- 葬儀費用
- 旅行中のトラブルによる急ぎの宿泊代
個人事業者としての借入
個人事業者としての借入れには、個人が事業資金として借入れする場合が該当します。
ただし、カードローン商品には「事業性資金は除く」となっているものが多いですので、自営業者用のローンを利用すると良いですね。
総量規制の除外
総量規制の除外では、総量規制の対象とならない取引になります。不動産購入のための貸付け、自動車購入時の自動車担保貸付けなどは、貸付けの残高として総量規制の貸付残高に含まないのです。
- 住宅ローン
- 自動車ローン
- 高額療養費ローン
住宅ローン
住宅や土地を買ったり、家を改築する場合に利用する住宅ローンは、総量規制の対象から除外されます。
住宅のリノベーションのためのローンも含まれますので、既に年収以上の住宅ローンがある方でも、カードローンの利用は可能となりますよ。
自動車ローン
自動車ローンも、総量規制の対象から除外となっています。自動車ローンでも、年収の1/3を超えた借入をしている場合が多いですが、除外となるため安心してカードローンに申し込めますね。
高額療養費ローン
高額医療費を借入れする場合は、高額医療費制度によって払い戻しされる部分が総量規制から除外されます。
自己負担額は収入に応じて異なりますが、住宅ローンや自動車ローンと同じように高額療養費ローンも総量規制の除外となりますよ。
銀行カードローンの借入限度額の目安はいくら?
ここまで貸金業者の借入限度額について見てきました。
貸金業者の場合は、年収の1/3を超える範囲での借入れはできないため、借入限度額は年収の1/3までが目安となります。
ところが銀行カードローンでは、貸金業法が対象となりませんので、総量規制を気にする必要がありません。とは言っても借入限度額は、返済可能な範囲でなければなりません。
そのため銀行カードローンでも、借入限度額は年収の1/3~1/2程度と言われており、やはり年収が目安となりますよ。
銀行カードローンでも、アルバイト・パート・専業主婦の利用は可能となっていますので、「収入が低いから銀行カードローンなんてとんでもない!」と思わずに、申し込みをしてみると金利が低く利用しやすいですね。